「一旦我在日本成立了公司,我就可以用公司名義在日本銀行開戶。」
您確實可以在日本開戶,但這並不容易。
(此篇文章上集)
想要設立日本法人取得日本在留資格的各位,我是東京頭家先生,大家好。
大多數人在設立日本公司時都會考慮在日本開設日本帳戶。
如果沒有日本帳戶的話,就無法從台灣匯款或在日本付款,即使在日本購買了不動產,收租帳號設定在台灣手續費不便宜也不方便。
「喂~喂~東京頭家先生,成立一家日本公司的話,開個銀行帳戶不是很簡單嗎?」
我常聽到這樣說。但我實在的告訴您,這非常的困難。
我現在是抱著“我什麼都知道”的態度寫文章的,但事實上,我過去犯過很多錯誤(淚)
。5年前有一個友人委託我“你可以幫我開個戶嗎?”我接受了請求並遇到了很多麻煩…這次我想從當時的故事開始說起。
十年前,也就是2013年,我成立了一家日本公司,當時只要去銀行一個小時之內就可以完成開戶。所以儘管現在變得嚴格一些,如果是日本人經營者的新公司來說應該很容易吧?當時我是這麼認為的,因此2018年我東京頭家先生(日本國籍)受友人委託,以日本法人的社長身分成立了一家日本公司,為了開設日本帳戶的理由臨時回國了。
但是就因股東100%是我友人台灣人(當然,我只是借我的名義給他)的關係,所有的城市銀行包括三菱UFJ銀行、三井住友銀行、瑞穗銀行、Resona銀行都以實際操縱者是外國人的緣故拒絕開戶…甚至連審查流程都沒有做。
心急如焚的東京頭家先生想到了被中國信託銀行收購的東京之星銀行,以為我這位股東的友人是中國信託的大戶應該沒問題,於是我馬上到港區赤阪總行進行申請,但立即就被「我們拒絕」一句話擊垮了…(哭哭)。友人聯絡中國信託的經理請他協助,結果他說:「東京之星銀行從台灣派過去的只有一位員工,那位根本沒有權利決定,我們無能為力…」 友人勃然大怒的說:我在中國信託有上億存款內! 在日本,錢不能解決一切問題…
最後的方法:我認為信用金庫會是對中小企業友善的銀行,因此我直接去了公司所在地港區青山地區附近的所有信用金庫,然而就算是房地產貸款條件寬鬆、超貸(Over Loan)有名的某家信用金庫(Over Loan,意味著融資金額比物件買賣金額多; 例如:買的是5000萬的物件,卻可貸出5500萬的金額的意思。)剛開始微笑著說道:「你們是資本額5000萬日圓的新公司嗎?我們非常歡迎!」但當他們看到法人謄本瞬間說:「啊!對不起,我們無法接實際操縱者是外國人的公司…」態度突然改變,結果被拒之門外。
結果,還好有某家信用金庫的分店長是個明白事理的人,我直接跟他談、拜託他讓我開戶,最後終於開戶成功。現在回想起來,比起城市銀行的總行擁有最終決定權、信用金庫的各個分店長握有自由決策權才有了這次的奇蹟。
由於這次事件,我原定停留一週時間,但最終在東京停留了三週。
您能感受到在日本開戶的困難度了嗎?
下回,我想和大家分享開立銀行帳戶所需的知識,並談談具體的對策。
(日本語原文)
「日本法人を設立したら、法人名義で銀行口座開設は出来るんじゃないの?」
確かに開設は出来ますが、そんなに簡単じゃないんです。
その1
日本法人を設立して日本の在留資格を取得したい皆さん、こんにちは 東京頭家先生 です。
日本法人を設立する人のほとんとが、日本の銀行口座開設を考えますよね。
銀行口座がなければ、台湾からの送金も出来ないし、日本での支払いも出来ません。日本で不動産を購入しても、家賃の支払い先が海外の台湾では手数料もかかるし不便です。
「おいおい、東京頭家先生。銀行口座の開設なんて、法人作れば簡単だろ?」という声も聞こえそうですが、ハッキリ言います。めちゃくちゃ難しいです。
今でこそ“俺何でも分かってますよ”といった態度でブログを書いている私ですが、実は過去に多々の失敗をしております(涙)5年前にも「ちょっと日本の法人口座開設を手伝ってよ」という知り合いの頼みを安請け合いして大変な目に逢いました。今回はその時の話から始めたいと思います。
今から10年前の2013年に日本法人を設立した私、その当時は銀行に行けば当日1時間以内で法人口座を開設出来ました。だから多少厳しくなったとはいえ日本人経営者の新規法人ならば簡単だろ?と2018年に知り合いの頼みで私(日本国籍)東京頭家先生が新設日本法人の代表取締役社長になって銀行の法人口座開設をするために一時帰国をしました。
ところが、株主は100%知り合いの台湾人(当然ですよね。私は名義を貸しただけだから)だったために、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行と全ての都市銀行で“実質的支配者が海外在住の外国人ですから開設出来ません”と門前払い…審査さえしてくれませんでした。
焦った東京頭家先生、それならば台湾の中国信託銀行に買収された東京スター銀行なら株主の知り合いは大口預金者だから大丈夫と思い、港区赤坂の本店まで行って申請したら即「お断り致します」と一言で撃沈(号泣)… 台湾の中国信託銀行にも知り合いが連絡しましたが「東京スター銀行に台湾からの出向社員は1名だけで、全く権力がないからどうにもならない」と言われる始末。知り合いは億単位の預金をしているのに!と激怒していました。日本はお金で全てが解決出来るわけじゃないんですねぇ…
最後の方法:中小企業の味方、信用金庫ならばと思い、法人設立場所の港区青山近辺の全ての信用金庫に直接行ってみました。ところが不動産融資で条件が緩くオーバーローン(Over Loan物件の売買価格より多くの融資をしてもらう事。例えば5000万円の物件を購入するのに5500万円を融資してもらう事)さえしてくれるので有名な某信用金庫でさえ、はじめは「資本金5000万円の新規法人様ですか?大歓迎です!」とニコニコだったのが、謄本を見た瞬間「あっ、申し訳ありませんが海外在住外国人が実質支配者だと一切お断りしておりまして…」と態度を豹変、門前払い喰らいました。
結局、ある信用金庫の支店長が話の分かる方で、直接直談判をして口座開設を懇願して無事口座開設しました。今から思い返すと本店の決定権が強い都市銀行に比べて各支店長の裁量が大きい信用金庫だから起きた奇跡だと思います。
この件で、1週間の滞在予定が3週間も東京にいる羽目に遭いました。
何となく、日本で銀行の法人口座を設立するのは難しいのを理解出来ましたか?
次回は、銀行口座を開設するにあたって必要な知識を皆さんと分享しながら、具体的な対策についてお話をしたいと思います。
(以上純屬個人言論,僅供參考。不具任何投資建議。任何投資皆有風險,請審慎評估考量後再付諸行動。)